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「土作り」日々学び継続を 白川猛史さん
自分がまだ農業後継者と呼ばれていたころ、ちょうど今のおまえくらいだろ うか、朝になってその日どんな仕事をしたらいいのか分からず、とりあえず バイクで近所を一回りしてからみんなと同じ仕事をしていた。 “隣百姓”というやつだろう。 自分が預かった農地を見る余裕なんか全くなかったものさ。 ただシバムギが生えているやせた土地としか感じていなかったんだ。
何年かたって周囲の農地と見比べることができるようになった時、相変わ らず生産力は低かった。 ただ、石がない乾燥地というのが非常に恵まれた条件であることにも気付 いたんだ。
クマザサとシバムギに覆われ、カシワの大木がそびえ立っていたこの 大地を切り開いて作物を栽培できる農地にしてから100年余りがたつ だろうか。 そのうちの30年間この土地にかかわってきて、自分が先代から受け 継いだ時から見ると畑は確実に変わってきた。
馬耕からトラクター耕に変わり、15センチ程度だった作土層が35− 40センチになった。 深く丁寧に耕すことで雑草が減って農作業が楽になったものさ。 堆肥(たいひ)を購入して施すことで、より土が肥えてきたようにも思う。
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白川猛史さんのプロフィル 1951年、芽室町生まれ。 帯広農業高校卒。 在学中から農業に従事し、現在は22ヘクタールの畑で妻の良子さん、 長男泰寛さんとの3人で営農。 長女真由美さんは名古屋で大学生。
テーマ:次世代へのメッセージ - ジャンル:学問・文化・芸術
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